お灸とは
お灸は整骨院や病院などに限らず自宅でも手軽に行えるものが売っているので、生活に取り入れやすいものになります。
お灸はツボ(経穴)に刺激を与えることで経絡に働きかけ、気・血・水の巡りを整え、体の不調や不快な症状を改善してくれます。
- 気(き) :生命のエネルギー
- 血(けつ):血液のめぐり
- 水(すい):血液以外の体の水分(西洋医学でいうリンパ液のようなものを表します)
ツボは特定の臓器や特定の体の部位と繋がっており、そこを刺激することで、具合の悪い部分を治療できると考えられてきました。
なかには「万能のツボ」と呼ばれるツボもあり、一つのツボで様々な症状を和らげることができます。
お灸はニキビや生理痛に悩む女性の強い味方
お灸は熱を加えることで体を温め、自然治癒力や免疫力、さらには女性ホルモンのバランスを整えることもできます。
女性ホルモンのバランスを整えることは大人ニキビ肌の改善はもちろんのこと、ニキビができやすい時期である生理前のPMS(月経前症候群/Premenstrual Syndrome)の緩和にも役立ちます。
女性ホルモンのバランスを整えるのにおすすめのツボは、「合谷(ごうこく)」と「三陰交(さんいんこう)」です。
合谷(ごうこく)
手の甲側の人差し指側の骨のキワ。
手の親指と人差し指のつけ根にあるくぼみが谷のようにみえることが名前の由来とのこと。
手の甲を上にして指を広げ、親指と人差し指の骨が接する部分を探っていくと見つけやすいです。
合谷は女性ホルモンに限らず、各部位の痛みやコリ、肌荒れ、ストレス、内臓の不調など、対処範囲が広いので覚えておいて損はない万能ツボの一つです。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶし中心から指幅4本分、ひざ方向に上がったところの、すねの骨の後ろ側のキワ。
生理痛、生理不順、更年期障害、不妊症など、女性特有の不調に優れた効果を発揮してくれる、女性のためのツボなので、ここも要チェックです。
お灸のやり方~基本3ステップ~
用意するものは3つだけ
- お灸
- ライター
- ペン
お灸のやり方3ステップ
- ツボを探して、ペンで印をつけておく
- お灸についているシールをはがし、先ほど印をつけたところにお灸を押し当てる
- お灸にライターで火をつけて、あとは完全に燃え尽きるまでお灸を満喫する
※燃え尽きたあとのお灸はそのままゴミ箱に捨てず、念のため水で濡らすか、ビンにいれて一晩おいてから普通ごみへ捨ててください。
女性ホルモンのバランスを整えるとPMSにもニキビにも嬉しい作用が
身体に穏やかに効くお灸で女性ホルモンのバランスを整えると、「生理前のPMS」と「大人ニキビ肌」の両方の改善に力を発揮してくれます。
お灸は熱すぎて耐えられないというようなものではなく、じわ~と温かく気持ちのよいものなので、食わず嫌いならぬ、試す嫌いの場合は、よかったら一度トライしてみてくださいね。
私は最初のうちは「火を使うのが怖いな~」と思っていたので、火を使わないタイプのお灸を選んでいました。
今では火を使うタイプを使っていますが、火を使わないタイプもあるので、かつての私のように火を使うのが怖い場合は、火を使わないタイプだと安心して使えますよ。
ぜひ、あなたもお灸にトライしてハマってみてください^^